リンツ中央駅にて
目次
- 概要
- 運用
- plus席
- 2等席
- カフェ (Cafe)
- 車内設備
- 車外設備
概要
形式 |
MeA 4010型 |
製造 |
Stadler |
運用会社 |
Westbahn |
製造年 |
2011-2017年 |
最高速度 |
200 km/h |
加速度 |
0.8 m/s² |
電気方式 |
AC : 15 kV, 16.7 Hz |
編成長 |
4010型 : 150,000mm (6両編成)
4110型 : 100,000mm (4両編成) |
車両幅 |
2,800mm |
車両高 |
4595mm |
定員 |
4010型 : 501席
4110型 : 323席 |
KISS1 (4010型)
6両編成、150m、501席
KISS2 (4110型)
4両編成 、100m、323席
従来車の4110型との連結運転が可能です。
Stadler社のKISSシリーズです。
乗車口の床面高さはバリアフリーのため、570mmとなっています。
設計はスイスのチューリッヒのS Bahnの運用に就くRABe511型を基に製造されています。
先頭車のみが電動車で、中間車は付随車です。
座席は革製で車内Free wifi環境が整備されています。
登場時はヨーロッパでは珍しく喫煙席が設けられていました。
しかし、2012年の法律改正より、全席禁煙席となりました。
westbahnでは、欧州では珍しく車内の車掌からチケットを購入できます。
座席は2等席とplus席があり、plus席は移動距離 200kmまで約EUR 15、200km以上は約EUR 20の追加料金で利用が可能です。
4010型の場合は2+2列配置で2席が割り当てあられます。
4110型の場合は1+2列配置で、座席幅の広い座席が1席です。
2019年にwestbahnが保有する全17編成がDBに売却されることが決定しました。
売却された車両はDresden - Berlin - Rostockを走行する特急 ICとして、2020年春より運行開始予定です。
westbahnは17編成を売却するにあたり、Stadlerより車両を新たに調達する予定です。
なお、売却が先に行われるため、現在はウイーン - ザルツブルクを30分間隔で運行しているところを、車両の調達が完了するまでの期間は1時間間隔で運行する予定です。
▲ ウイーン西駅にて
▲ 4010型
▲ 入線する westbahn
運用
下記はwestbahnの路線図です。
ザルツブルク - リンツ - ウイーンで運行されています。
30分間隔で、1時間に1本はウイーン西駅、もう一本はVienna Praterstern駅を離発着しています。
Vienna Praterstern駅を離発着するwestbahnはウイーン中央駅経由出発します。
同様の区間でオーストラリア国鉄が運行する新幹線 Railjetが運行されています。
区間 |
所要時間 |
運賃 |
ウイーン - ザルツブルグ |
2時間30分 |
EUR 25.00 |
ウイーン - リンツ |
1時間20分 |
EUR 20.00 |
リンツ - ザルツブルグ |
1時間10分 |
EUR 15.00 |
ウイーン - ザンクト・ペルテン |
30分 |
EUR 10.00 |
ザンクト・ペルテン - ザルツブルグ |
2時間 |
EUR 25.00 |
私鉄新幹線 : westbahn
直前の乗車でも安い♪
運行路線、所要時間、運賃など
plus席
2等席と同じくオープンサロンタイプの2+2列配置です。
座席に関しても2等席と同じものが採用されています。
ただし、全ボックス席に大型テーブルが設置されています。
plus席の乗客は窓側と通路側の2席を1人で占領できます。
また、スナック、ワンドリンクと新聞のサービスがあります。
▲ plus席 (2F)
▲ 4人席
▲ plus席 (1F)
2等席
オープンサロンタイプの2+2列配置です。
座席はplus席と全く同じものが採用されています。
▲ 2等席 (2F)
▲ 4人席
▲ 2等席 (1F)
カフェ (Cafe)
中間車1両の1Fと2Fの間のエリアに簡易のカフェが設置されています。
軽食やドリンク等を購入することができます。
カフェ利用者向けの座席も整備されています。
▲ カフェ (Cafe)
▲ カフェ (Cafe)
▲ カフェ利用者向けテーブル
車内設備
停車駅や到着時刻等を確認できるLCD型の車内案内板が設置されています。
車内の階段付近にはフリースペースも設けられています。
なお、Plus席とデッキの間は扉で仕切られています。
乗車口は1Fで荷物置き場は1Fと2Fの中間部分に設置されています。
このエリアで横の車両との通り抜けが可能です。
扉は自動では開きません。
扉付近の扉開ボタンを押して下さい。
▲ 車内案内板
▲ フリースペース
▲ フリースペース
▲ 扉
▲ 階段
▲ 荷物置き場
▲ 扉
▲ 扉開ボタン
車外設備
車両の側面と先頭部にLED式の車内案内板が設置されています。
行き先や停車駅、列車番号等を確認することができます。
車両が2階建てで車両長も長いため、連接台車ではありません。
扉は自動では開きません。
扉付近の扉開ボタンを押して下さい。
▲ 車外案内板
▲ ロゴ
▲ 車両
▲ 乗車口
▲ 扉開閉ボタン