日本の鉄道車両・ヨーロッパの鉄道車両
>
フランスの鉄道車両
>
パリの地下鉄、トラム

MF01型 : 地下鉄、トラム

入線する MF01型

概要

形式	MF01型
製造	Alstom, Bombardier, Avera TA
運用会社	RATP
製造年	2007年
最高速度	70 km/h
電気方式	DC : 750V (第3軌条)
車両	Bo'Bo'
編成重量	127.5 t
編成長	75.6 m
製造数	5両編成 : 173編成
定員	5両編成 : 581人

Metro Fer Order 2001 (2001年に発注された地下鉄)の略語です。 2, 5, 9号線のMF67の置き換えとして2001年に発注され、08-11年に2号線、11-13年に5号線、13-17年に9号線に投入されています。

導入経緯・各社担当
34社による入札があり、最終的にBombardier、Alstom、Technicatome社(Avera TA)のコンソーシアムが勝ち取りました。
Avera TA社 / プロジェクトの進行役、コンピューター関連の安全装置などを担当
Bombardier社 / 台車や運転席、構体の製造
Alstom社 / ブレーキや大型設備の取り付け

・特徴
エネルギー効率の向上され、以前の形式と比較して30%以上の電気消費量の削減に成功しています。最高速度は70km/hですが、エンジンスペースに余裕があるので、大型化すればそれ以上も可能となっています。デザインはフランスの鉄道車両のデザインを手がけてきた Avant Premiere社が担当し、トラム Citadis型や地下鉄 MP89型を連想させるデザインとなっている。 9号線に投入されている車両は、RER A線に接続することから、一部編成がRER A線を走行するMI09型のような銀色塗装となっています。 MP89型と同様に、車内のドアは運転席により全自動で開閉されます。各ドアにはアラームシステムが取り付けられており、非常時には運転手と通話が可能です。車内には防犯カメラも設置され、運転席から確認ができます。車両高は30mm下げて、ホームとの段差がほとんどなくすことで車椅子の乗降がよりしやすくなりました。

写真一覧

発車を待つ MF01型
入線する MF01型
出発する MF01型
側面 MF01型

運用

地下鉄2, 5, 9号線に投入されています。

地下鉄2号線の路線図

地下鉄5号線の路線図

地下鉄9号線の路線図

路線	区間	所要時間
地下鉄 2号線	ポルト・ドーフィヌ駅 - ナシオン駅	40分
地下鉄 5号線	ボビニー＝パブロ・ピカソ駅 - プラス・ディタリー駅	40分
地下鉄 9号線	ポン・ドゥ・セーヴル駅 - モントルイユ駅	50分

これで完璧♪
パリの地下鉄、トラム、郊外列車
チケット、路線、時間、乗車方法

座席

座席配置については、2+2列、1+2列、4列のロングシートなど様々な検討がされました。最終的に1+2列配置が採用され、座席幅は45cmから49cmと幅広くなりました。これは1960年代のと比べてフランス人の標準体格が大型化したことを反映した結果です。 MP79型に引き続き、車内の通り抜けができます。車両間の通り抜けは、本来導入予定ではありませんでしたが、 MP89型で採用した際に乗客や運転士による評価が良かったので採用されました。妻付近はロングシートとなっています。

写真一覧

座席
座席
4人ボックス席
2人ボックス席
ロングシート
座席
座席

車内設備

扉上に停車駅案内版が設置されています。現在の走行位置、乗り換えなどを確認することができます。

車内案内板

Tweets by lab_train