MF67型 : 地下鉄、トラム

発車を待つ MF67型

発車を待つ MF67型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 MF67型
製造 BL, CIMT
運用会社 RATP
製造年 1967年
最高速度 80 km/h
電気方式 DC : 750V (第3軌条)
車両 3両編成 : M-B-M
4両編成 : M-N-A-M
5両編成 : M-B-NA-B-Mなど
編成長 5両編成 : 75.4 m
製造数 1482両

3, 3bls, 10, 12号線に投入されています。 2013年まで9号線でも使用されていましたが、MF01型に置き換えられました。 1960年代、RATPは全地下鉄車両をゴムタイヤ式に統一することを考えていましたが、 コストがかかりすぎるとして破棄されました。 そこで、従来の鉄の車輪を進化させることで誕生したのがMF67型です。 1482両が製造され、最初は7, 12号線に導入されました。 1995年から2007年にかけて一部編成にリニューアル工事が実施されています。

MF67型は全部で7種類あります。
A型
1967-69年に200両 (40編成)が製造され、3, 9号線に投入されました。(全車両が廃車済)
B型
1968年に製造された試作車両で、6両が製造された。この車両は営業運転に入ることなく廃車されました。
C型
1972-75年に340両(68編成)が製造され、3, 7号線に投入されました。
CX型
6両が試作的に製造されました。プラグドアを採用している点が大きな特徴で9号線に投入されました。
D型
1973-75年にかけて363両が製造され、3, 5, 9号線に投入されました。
E型
1973-75年にかけて280両 (56編成)が製造され、7bls, 8, 13号線に投入されました。
ほとんどが廃車されていますが、一部編成は10号線で運行されています。
F型
MF67型で最も新しいシリーズで、1974年に5号線に投入されました。最新型ですが、 屋外の車庫で留置されていたことから傷がひどく全車が廃車されています。

入線する MF67型 並ぶ MF67型 尾灯を点灯する MF67型 並ぶ MF67型

写真一覧

  • 入線する MF67型
  • 並ぶ MF67型
  • 尾灯を点灯する MF67型
  • 並ぶ MF67型

運用

地下鉄3, 3bls, 10, 12号線に投入されています。

地下鉄3号線の路線図

地下鉄3bls号線の路線図

地下鉄10号線の路線図

地下鉄12号線の路線図

路線 区間 所要時間
地下鉄 3号線 ポン・ドゥ・ルヴァロワ・ベコン駅 - ガリエーニ駅 40分
地下鉄 3bls号線 ポルト・デ・リラ駅 - ガンベッタ駅 10分
地下鉄 10号線 ブローニュ=ポン・ド・サン=クル駅 - オーステリッツ駅 30分
地下鉄 12号線 フロン・ポピュレール駅 - メリー・ディッシー駅 40分
RER A戦を走行する MI09型

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チケット、路線、時間、乗車方法

座席

4人ボックス席が並べられたもの、4人ボックス席とロングシートが並んだものがあります。 両形式とも扉付近は補助席が設置されています。 なお、車両間の移動は非常時以外はできません。 妻付近にも補助席が設置されています。

座席 4人ボックス席 ロングシート 座席 4人ボックス席 補助席

写真一覧

  • 座席
  • 4人ボックス席
  • ロングシート
  • 座席
  • 4人ボックス席
  • 補助席

車内設備

扉上に停車駅案内版が設置されています。 乗り換えなどを確認することができます。

停車駅案内版 扉開レバー

写真一覧

  • 停車駅案内版
  • 扉開レバー

車外設備

片側4扉で扉は自動では開きません。 扉上のレバーを引いて開けてください。

乗車口 連結部

写真一覧

  • 乗車口
  • 連結部