MP89型 : 地下鉄、トラム

入線する MP89型

入線する MP89型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 MP89型
製造 GEC, Alstom
運用会社 RATP
製造年 1997年
最高速度 70 km/h
電気方式 DC : 750V (第3軌条)
車両 S-N-N-N-N-S
編成重量 MP89CC型 : 144.2 t
MP89CA型 : 135.0 t
編成長 90.28 m
製造数 MP89CC型 : 52編成
MP89CA型 : 21編成
定員 MP89CC型 : 720人 (座席 242席)
MP89CA型 : 722人 (座席 211席)

ゴムタイヤで走行する地下鉄です。 1990年に665両が発注され、最終的に1号線向け52編成、14号線向けに21編成の計438両が製造されています。 1997年に1号線で営業を開始し、1998年に14号線の開業にあわせて営業を開始しています。 現在は4号線と14号線に投入されています。

MP89型には以下の2種類のタイプがあります。
MP89CC型
1号線に投入され、運転席を持つ車両です。 1号線の全自動化に伴い、4号線に転籍となりました。 なお、現在は4号線の自動化計画があり、自動化された場合は2018-2023年にかけて6号線に転籍予定です。 2016年に、6号線で性能確認試験が夜間に実施されています。 転籍の際に車内はリニューアルされ、6号線のホーム長の関係から6両編成から5両編成となる予定です。

MP89CA型
14号線に投入され、運転席がない車両で自動運転が可能な車両です。 運転席がないので、乗客は先頭部からの景色を楽しめます。 ただし、先頭部には非常用の簡易運転台が設置されています。

MF88型の設計を活かし、車両間の通り抜けを可能とし、全扉を自動開閉式としました。(既存車両はレバーやボタン式) なお、車両間のホロはMP89CC型はプラスティック製、MP89CA型はゴム製になっている。(MF88型はゴム製) これはゴム製のホロでは1号線にある半径37mの急カーブに対応できない恐れがあったためです。

4号線の運用につく MP89型 出発する MP89型

写真一覧

  • 4号線の運用につく MP89型
  • 出発する MP89型

運用

地下鉄4, 14号線に投入されています。

地下鉄4号線の路線図

地下鉄14号線の路線図

路線 区間 所要時間
地下鉄 4号線 ポルト・ド・クリニャンクール駅 - モントレイユ駅 40分
地下鉄 14号線 サン ラザーレ駅 - オランピアード駅 20分
RER A戦を走行する MI09型

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チケット、路線、時間、乗車方法

座席

扉間に4人ボックス席が設置され、扉付近は補助席となっています。 妻付近はロングシートが設置されています。

座席 座席 (運転席後部) 4人ボックス席 2人ボックス席

写真一覧

  • 座席
  • 座席 (運転席後部)
  • 4人ボックス席
  • 2人ボックス席

車内設備

扉上に停車駅案内版が設置されています。 乗り換えなどを確認することができます。

停車駅案内版

停車駅案内版

車外設備

扉幅は1.65mと幅広になっており、既存車両と同じくプラグドアです。

側面

側面