STE6型 : 地下鉄、トラム

T6号線の運用に就く STE6型

T6号線の運用に就く STE6型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車外設備

概要

形式 Translohr (STE6型)
製造 Lohr Industrie
運用会社 RATP
製造年 2014年
最高速度 70 km/h
電気方式 DC : 750V
編成長 6両編成 : 46 m
車両高 2.89 m
車両幅 2.2 m
製造数 6両編成 28編成
乗車定員 255人

Translohrはゴムタイヤ式のトラムで、ガイド式バスとも呼ばれます。 これはLohr Industrie社がトラムではなくバスやトロリーバスを製造していたためです。 現在はAlstomとコンソーシアム契約を結んで展開されており、 フランス2都市、コロンビア、中国2都市、イタリア2都市で運行されています。 なお、イタリアのパドヴァの車両はバッテリーを積んでおり、 架線が整備されていない区間はバッテリーの電源で走行します。 この車両が電車に分類される理由は、 ガイドバスと違い軌道のある路線しか走行できないためです。 なので、運転席では加速と減速しかできません。

・バリエーション
両運転台を持つSTE型と片運転台のSO Prime型があり、3-6両のアレンジが可能です。 STE3 : 3両, 車両長 25m, 定員 127人
STE4 : 4両, 車両長 32m, 定員 170人
STE5 : 5両, 車両長 39m, 定員 213人
STE6 : 6両, 車両長 46m, 定員 255人

・課題
Translohrは従来のトラムに比べて建設費やメンテナンス費が高いのが問題視されています。 建設費は構造が複雑なため、 メンテナンス費はアスファルトの同じ路面を路面を走行し続けることから路面侵食が激しくこの修理費用が高いためです。 なお、Bombardier社のゴムタイヤ式のトラムでも同様のことが起きています。 また、乗り心地はバスと同等で良くなく、すでに6回の脱線を起こしています。

発車を待つ STE6型

発車を待つ STE6型

運用

T6号線に投入されています。

T6号線の路線図

路線 区間 所要時間
トラム 6号線 シャティヨン=モンルージュ駅 - ビロフレー駅 40分
RER A戦を走行する MI09型

これで完璧♪
パリの地下鉄、トラム、郊外列車

チケット、路線、時間、乗車方法

座席

車体幅が短いため、1+2列配置です。 一部座席は折りたたみ式で、車椅子スペースとしても使用可能です。

座席

座席

車外設備

車外案内板が設置され、側面のものは行き先を、先頭部のものは路線と行き先を示します。 片側6扉で、扉は自動では開きません。 扉上のボタンを押して開けてください。

乗車口 車外案内板

写真一覧

  • 乗車口
  • 車外案内板
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