MI09型 : RER, Transilien

入線する MI09型

入線する MI09型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 MI09型
製造 Alstom, Bombardier
運用会社 RATP
製造年 2011年
最高速度 120 km/h
電気方式 DC : 1500V
AC : 25kV 50Hz
車両 R+M+M+M+R
編成重量 288 t
車両高 4,320mm
車両幅 2,900mm
製造数 5両編成 : 140編成
乗車定員 1305人

MI09が導入される前の2008年のRER A線では遅延が常態化しており、 10年後には乗客数が30%増加すると想定されていました。 なので、既存車両のMS61・MI84型の置き換え、混雑に対応するために導入されました。 2009年に最初の1編成が導入され、2010年の終わりまでテスト走行が実施されました。 そして2011年より本格的に導入され、2017年までに全140編成の製造が完了しています。

入札~製造
RATPは入札社に対し、2010年に試作車を製造し、2011-2014年にかけて月1編成の納入を要求しました。 35編成のオプションは2014-2017年に導入されることとしました。 入札はRER A線で活躍するMI2N型を製造したAlstom & Bomabrdierグループが勝ちとりました。 そして、RATPは2012年にMS61型の置き換えとして、オプション枠+追加で70編成を購入することを決定しました。 MI09型の側面はMI2N型と同じですが、先頭部に関してはAlstomのAGVを連想させるデザインとなっています。

RER A線の運用に就く MI09型 ディズニーランド駅に入線するMI09型

写真一覧

  • RER A線の運用に就く MI09型
  • ディズニーランド駅に入線するMI09型

運用

全列車がRER A線に投入されています。

RER A線の路線図

路線 区間 所要時間
RER A シャトレ-レ・アル (Zone 1) - ボワシー=サン=レジェ (Zone 4) 40分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - マルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅 (Zone 5) 1時間20分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - サン=ジェルマン=アン=レー (Zone 4) 30分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - ポワシー (Zone 5) 35分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - セルジー・ル・オー (Zone 5) 55分
RER A戦を走行する MI09型

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チケット、路線、時間、乗車方法

座席

車内の座席配置はMI2N型と極力同じ形を採用し、色使いは現代風に見直しが図られました。 10両編成での定員はMI84型の1684人 (座席432人)から2600人 (座席948席)と55%増となりました。

座席 (2階) 座席 (1階) 運転席後部 座席 (2階) 座席 (2階)

写真一覧

  • 座席 (2階)
  • 座席 (1階)
  • 運転席後部
  • 座席 (2階)
  • 座席 (2階)

車内設備

車内には監視カメラ・車内案内板 (19インチのLCDモニター)が設置されています。 車内案内版では目的地や次の停車駅、乗り換え情報が確認できます。

車内案内板 車内案内板 車内案内板 (扉上)

写真一覧

  • 車内案内板
  • 車内案内板
  • 車内案内板 (扉上)

車外設備

片側4扉で、各乗車口にステップが設けられています。 扉は自動では開かないので、扉上の開ボタンを押してください。 ほとんどの列車は5+5連の10両編成で運行されます。 乗降時間を削減のため従来車と比較して、ドア幅は2mで幅広くなっています。

連結部 乗車口 乗車口 RATP ロゴ

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  • 連結部
  • 乗車口
  • 乗車口
  • RATP ロゴ