MI79型 : RER, Transilien

入線する MI79型

入線する MI79型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 MI79, Z8100型
製造 ANF, TCO
運用会社 SNCF, RATP
製造年 1980年
最高速度 140 km/h
電気方式 DC : 1500V
AC : 25kV 50Hz
車両 M1+R1+R2+M2
車両高 4,180mm
車両幅 2,798mm
製造数 4両編成 : 117編成

RER B線向けの開発され、パリ交通局 (RATP)とフランス国鉄 (SNCF)の両路線を初めて走行した車両です。 現在はRER A線にも投入されたこともあり、直流 1.5kV、交流 25kV 50Hzの交流に対応しています。 Z8100型とMI79型に大きな違いはありません。 SNCF所有車はZ8100型、RATP所有車はMI79型と呼ばれています。 RATPの高いプラットフォームと、 SNCFのやや高いプラットフォームに対応できるように ドアステップが設置されています。 全列車が連結運転が可能で、1編成での輸送力は850人、 2編成で1700人の輸送が可能です。

その他
運行開始前のドア開閉動作確認で、両側のドアを開けることはできません。 また、再開閉機能もありません。

最初のリニューアル
2007年よりRER B線の運用に就く車両の先頭部に行き先を表示するLED式の車外案内板が設置されました。

2回目のリニューアル
2010~2015年にかけて監視カメラ、荷物置き場、停車駅案内板が設置されています。 RER A線の運用についていた6編成にも同様の更新工事が実地され、 RER B線に転籍しています。 座席のクッションも分厚いものに更新することで、 車内の快適性が大幅に向上しています。 この更新により、車両寿命が15~20年延命されています。

Massy行き MI79型 MI84型と連結運転をするMI79型

写真一覧

  • Massy行き MI79型
  • MI84型と連結運転をするMI79型

運用

全列車がRER B線に投入されています。

RER B線の路線図

路線 区間 所要時間
RER B 北駅 (Zone 1) - CDG空港駅 (Zone 5) 35分
北駅 (Zone 1) - ミトリー=モリー駅 (Zone 5) 30分
北駅 (Zone 1) - ロビンソン駅 (Zone 3) 30分
北駅 (Zone 1) - サン=レミ=レ=シュヴルーズ駅 (Zone 5) 50分
RER A戦を走行する MI09型

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チケット、路線、時間、乗車方法

座席

座席は2+2列配置です。 2010年より座席のクッションやモケットの交換が実施され、 空港アクセス列車としてふさわしい近代的な内装となりました。

座席 座席 4人ボックス席 座席 (車端部)

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  • 座席
  • 座席
  • 4人ボックス席
  • 座席 (車端部)

車内設備

空港アクセス列車なので、大型の荷物置き場が設置されています。 ドア上に停車駅を案内する車内案内板があります。 ドアは自動では開きません。 扉上のボタンを押して開けてください。

荷物置き場 車内案内板 扉開閉ボタン 運転席後部

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  • 荷物置き場
  • 車内案内板
  • 扉開閉ボタン
  • 運転席後部

車外設備

片側4扉で、各乗車口にステップが設けられています。 扉は自動では開かないので、扉上の開ボタンを押してください。 ほとんどの列車は4+4連の8両編成で運行されます。

乗車口 連結部 RATP ロゴ

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  • 乗車口
  • 連結部
  • RATP ロゴ