入線する MI79型
目次
形式 | VB2N型 |
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製造 | ANF, CIMT |
運用会社 | SNCF |
製造年 | 1975年 |
最高速度 | 140 km/h |
電気方式 | DC : 1500V AC : 25kV 50Hz |
車両 | 客車6両 : Bx+Bh+B+Bs+B+Bdh+BB27300型機関車 客車7両 : Bx+Bh+B+Bs+B+B+Bdh+BB 7600, BB 27300型機関車 |
車両長 | 19,520mm (BB27300型機関車) |
車両高 | 4,310mm (BB27300型機関車) |
車両幅 | 2,857mm (BB27300型機関車) |
製造数 | 67編成 |
VB2N型
Transilienの運用につく6, 7, 8両編成の2階建て客車です。
BB17000, BB27300型機関車と連結してサンラザール駅やモンパルナス駅を発着する路線の運行につきます。
各車両長は24.28m、48t (運転席付き車両は24.78m)です。
登場時は、VB2Nは重く、頑丈であったので、BB17000型機関車と連結運転する際は都心部は通過し、
郊外のみに停車する路線に投入されました。
この問題は、BB27300型機関車の登場により解決されています。
70~80 km/hでの走行音が90デシベルを超えるなど走行音が非常に大きい問題があります。
BB27300型機関車
AlstomのPrimaシリーズの一員です。
貨物列車の運行に着くBB27000型機関車を基に減速、加速を多く行っても大丈夫なようにTransilien向けに製造されています。
1965~1970年に製造されたBB8500, BB16500, BB17000, BB25500型機関車の置き換え用として導入されました。
これは、加減速で十分な能力がない、メンテナンス費用が高く、
車両更新をするよりも新型機関車を購入する方が、経済的にプラスであったためです。
2006年よりモンパルナス駅に乗り入れる路線に投入されました。
2007年よりサンラザール駅の路線にも投入されています。
なお、サンラザール駅ではホーム長の関係から6両編成のVB2N型しか乗り入れられません。
パワーは4200kWと従来車と比べて50%向上しています。
これにより、加速性能、減速性能はZ2Nシリーズ電車と同等にすることができました。
なので、従来の時刻表の2, 3分の遅れであれば取り戻す性能を持ちます。
BB27300型とBB27000型の大きな違いは塗装で、
BB27300型はTransilienの青色基調、BB27000型は貨物列車の緑とグレー基調です。
性能に関しては、頻繁に折り返しや、電源切り、高い信頼性、可変性に考慮した設計となっています。
なお、VB2Nが新型電車に置き換えられる計画があり、置き換えられた際はBB27300型機関車は貨物向けとなる予定です。
VB2N型 先頭部
Transilien J線の路線図
Transilien N線の路線図
路線 | 区間 | 所要時間 |
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Transilien J | サンラザール駅 (Zone 1) - ヴェルノン駅 | 40分 |
サンラザール駅 (Zone 1) - ジゾー | 60分 | |
サンラザール駅 (Zone 1) - エルモン=オーボンヌ駅 (Zone 4) | 30分 |
路線 | 区間 | 所要時間 |
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Transilien N | モンパルナス駅 (Zone 1) - ランブイエ駅 (Zone 5) | 40分 |
モンパルナス駅 (Zone 1) - マント=ラ=ジョリー駅 (Zone 5) | 60分 | |
モンパルナス駅 (Zone 1) - ドルー駅 | 30分 |
これで完璧♪
パリの地下鉄、トラム、郊外列車
チケット、路線、時間、乗車方法
座席配置はZ8800型とほとんど同じです。 2階部分は2+2列配置、1階部分は2+3列配置です。 2+2列配置の座席には手すりが設置されています。 Z8800型と違う点は、各車両の車端部にも座席が設けられている点です。 これはZ8800型はその部分に変圧器などの設備が設置されているためです。
写真一覧
各扉の上に停車駅案内板が、 車両の妻付近に停車駅や目的地を案内する車内案内板が設置されています。 ドアは自動では開きません。 扉上のレバーを引いて開けてください。
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片側2扉で、各乗車口にステップが設けられています。 扉は自動では開かないので、扉上のレバーを引いてください。 なお、レバーを引いても扉は少ししか開きません。 全開するには人力で扉を開く必要があります。
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