Z1500型 : RER, Transilien

入線する Z1500型

入線する Z1500型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席

概要

形式 Z1500型
製造 Alstom, ANF
運用会社 RATP
製造年 1997年
最高速度 120 km/h
電気方式 DC : 1500V
AC : 25kV 50Hz
車両 5両編成 : R+M+M+M+R
編成重量 5両編成 : 288t
編成長 5両編成 : 112,000mm
車両高 4,320mm
車両幅 2,900mm
製造数 5両編成 : 43編成
乗車定員 1305人

・概要
RER A線で使用されています。 1980年代に、RER A線の混雑は年9%のペースで増加しており、 RATPは信号設備を更新して、運行間隔を短くするなどの対応をしてきたが、 それも限界に近づいたので、新型車両の導入が決まりました。 1階建て電車のMS 61, MI84と比べて定員を大幅に増やすことで、混雑軽減に成功しています。

・導入
導入の際は、RER E線を管理しているフランス国鉄と共同で開発されました。 これは
・フランス国鉄が既に2階建て車両を開発していたため、
・RER E線にも2階建て車両の導入計画があったため、
・共同設計とすることで製造コストの削減が狙えたため
です。
設計の際は
・SNCFはZ2Nシリーズの部品を流用したい
・RATPはとにかく定員を増やしたい
という意見が食い違う点があり、 その点に関しては、それぞれの車両で設計変更が実施されています。

・その他
製造年によって若干の違いがあります。 特に2003~05年に製造された車両は、停車駅案内板が設置されています。 同型の設備が最新型のMI09型にも設置されています。
Z22500型との大きな違いは、電動車の車両数です。 Z1500型は5両編成のうち、中間車3両が電動車なのに対し、 Z22500型は中間車2両が電動車です。 なので、Z1500型の方が加速性能が優れています。 なお、この車両は片側3扉の2階建て車両なので、 Z2Nシリーズに分類されません。

パリ市内を走行する Z1500型

パリ市内を走行する Z1500型

運用

全列車がRER A線に投入されています。

RER A線の路線図

路線 区間 所要時間
RER A シャトレ-レ・アル (Zone 1) - ボワシー=サン=レジェ (Zone 4) 40分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - マルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅 (Zone 5) 1時間20分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - サン=ジェルマン=アン=レー (Zone 4) 30分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - ポワシー (Zone 5) 35分
シャトレ-レ・アル (Zone 1) - セルジー・ル・オー (Zone 5) 55分
RER A戦を走行する MI09型

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チケット、路線、時間、乗車方法

座席

座席は2+3列配置です。 座席のモケットがグレー色です。 2階部分も同様の座席配置になっています。

座席

座席