入線する Z20500型
目次
形式 | Z20500型 |
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製造 | Alstom, ANF, CIMT |
運用会社 | SNCF |
製造年 | 1988年 |
最高速度 | 140 km/h |
電気方式 | DC : 1500V AC : 25kV 50Hz |
車両高 | 4,320mm |
車両幅 | 2,820mm |
製造数 | 4, 5両編成 : 200編成 |
Z20500型は直流 1.5kV、交流 25kVに対応した2階建て電車です。
現在はRER C, D線、Transilien P, R線に投入されています。
RER C...43編成
RER D, Transilien R...135編成
RER E, Transilien P...18編成
パリのRER、Transilien向けに開発され、1編成としては最も収容人数が多い車両です。
1998年から1998年にかけて194編成が製造されました。
この車両を基に、リール向けにZ92050型も製造されています。
前形式のZ8800型が大成功を収めたので、同車を基に製造されています。
Z20500型の大きな特徴はRER、Transilienの運行につく全2階建て車両 (Z5600, Z8800, Z20900型)と連結運転が可能なことです。
リニューアル
2007年よりRER D線に投入された車両がリニューアルされています。
座席のモケットをRIB / RIOと同様の青色基調のものにし、製造時に設置されていた1等席と2等席を仕切っていた扉を廃止しています。
RIO, VB2N型のリニューアルに設置された冷房は設置はされていません。
なお、2009年より他の路線のZ20500型にも同様のリニューアルが実施されています。
同時期に、Z20500に次の停車駅を案内する車内案内板も設置されています。
そして、2010年からは車内に監視カメラが設置されています。
再リニューアル
2019年より137百万ユーロを投入してRER D線、Transilien P線のZ20500型に再リニューアルが計画されています。
・内容は窓に非熱伝導性のフィルムを設置
・開閉可能な窓を増やす
・クッション性を高めた座席の設置
・USBプラグが設置された座席
・車両前面に行き先を示す新型の車外案内板の設置
写真一覧
全列車がRER C, D線、Transilien P, R線に投入されています。
RER C線の路線図
RER D線の路線図
路線 | 区間 | 所要時間 |
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RER C | オーステリッツ駅 (Zone 1) - ヴェルサイユ=シャトー駅 (Zone 4) | 40分 |
オーステリッツ駅 (Zone 1) - シャン・ド・マルス駅 (Zone 1) | 15分 | |
オーステリッツ駅 (Zone 1) - マッシー・パレゾー駅 (Zone 4) | 30分 |
路線 | 区間 | 所要時間 |
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RER D | 北駅 (Zone 1) - クレイユ駅 (Zone 5) | 60分 |
北駅 (Zone 1) - ムラン駅 (Zone 5) | 60分 | |
オーステリッツ駅 (Zone 1) - コルベイユ=エソンヌ (Zone 5) | 50分 |
これで完璧♪
パリの地下鉄、トラム、郊外列車
チケット、路線、時間、乗車方法
座席は2+3列配置です。 車外の塗装が黒色基調の座席はグレー色のモケットを青色基調の座席は青色のモケットです。
写真一覧
車内案内板はLED式で、停車駅や目的地を確認できます。 2階席には荷物置き場が設置されています。 これは、設計時に2階部分を長距離客、1階部分を短距離客の利用を想定していたためです。
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片側2扉で、各乗車口にステップが設けられています。 扉は自動では開かないので、扉上の開ボタンを押してください。
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