Z50000型 : RER, Transilien

入線する Z50000型

入線する Z50000型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 Z50000型
製造 Bombardier
運用会社 SNCF
製造年 2009年
最高速度 140 km/h
電気方式 DC : 1500V
AC : 25kV 50Hz
車両 8両編成 : Bo'+2'+Bo'+Bo'+2'+2'+Bo'+2'+Bo'
7両編成 : Bo'+2'+Bo'+Bo'+2'+Bo'+2'+Bo'
編成重量 8両編成 : 235t
7両編成 : 210t
編成長 8両編成 : 112,500mm
7両編成 : 94,310mm
車両高 4,280mm
車両幅 3,060mm
製造数 7, 8両編成 : 227編成
乗車定員 8両編成 922人 (472席) 7両編成 760人 (380席)

愛称はFransilienやNAT(New Transilien Automoticeの造語)です。 パリのイル=ド=フランス県の郊外列車 Transilien向けの列車として、Z6100型を置き換えるために導入されました。 フランス国鉄 (SNCF)保有車の中で最も車体幅が広い車両です。 パリの地下鉄やトラムの最新型最新型車両で採用されている車内に段差がなく、車両間に仕切り扉がない構造を採用しています。 全長103mの2階建て車両 Z2N型の収容人数が1064人に対し、 Z50000型は全長112.5mで1階建て車両にも関わらず915人が収容できます。 そしてドア幅は1950mm、通路幅は550mmと広くすることで、乗客の乗降スピードも1人当り3秒短縮を実現し、 ラッシュ時の輸送人数増に大きく貢献しています。

車内
照明はLEDライトを採用し、座席下には青のライトも設置されています。 床暖房を使用しているため、座席下スペースは広々しています。 また、空気冷却装置やCCTVカメラが設置され、 各乗車口には乗客集計システム、車椅子用スペースや可動式ステップもあります。 案内放送は電子DRM情報システムを装備しています。

パリ北駅に到着した Z50000型 TGVとすれ違う Z50000型 Transilien P線の運用に就く Z50000型 並ぶ Z50000型 発車を待つ Z50000型

写真一覧

運用

全列車がRER E, Transilien H, J, K, L, P線に投入されています。

RER E線の路線図

Transilien H, K線の路線図

Transilien J線の路線図

Transilien L線の路線図

Transilien P線の路線図

路線 区間 所要時間
Transilien P 東駅 (Zone 1) - クレシー=ラ=シャペル駅 (Zone 5) 50分
東駅 (Zone 1) - クロミエ駅 (Zone 5) 60分
東駅 (Zone 1) - プロヴァン (Zone 5) 80分
Transilien H 北駅 (Zone 1) - ペルサン (Zone 5) 45分
北駅 (Zone 1) - ポントワーズ (Zone 5) 40分
RER A戦を走行する MI09型

これで完璧♪
パリの地下鉄、トラム、郊外列車

チケット、路線、時間、乗車方法

座席

座席は片持ち構造の座席配置は2+3列配置で、荷物棚はありません。 様々なモケットの座席がランダムに配置されています。 なお、クッション性は一切ありません。 座席によってはアームレストが設置されています。 扉付近の座席は乗降時の人の流れをスムースにするために補助席になっています。

座席 座席 4人ボックス席 6人ボックス席

写真一覧

車内設備

車内案内板は小型のLCDモニター4機が各扉付近に設置され、停車駅や目的地を確認できます。 車両の妻付近には広告のみを扱う17インチのLCD式モニターが各車両に4枚設置されています。 なお、フランス国鉄の要請によりトイレは設置されていません。 これは所要時間1時間以内の路線に投入されるためです。

自転車置き場 車内案内板 車内案内板

写真一覧

車外設備

塗装は緑 (Transilien)、赤 (SNCF)、グレー (STIF)で塗られています。 片側1扉で、各乗車口にステップが設けられています。 扉は自動では開かないので、扉上の開ボタンを押してください。 車外案内板では、行き先、停車駅を確認することができます。

連結部 Transilien ロゴ パンタグラフ 車外案内板 乗車口 ロゴ

写真一覧

Tweets by lab_train