リヨン空港駅で発車を待つパリ 行き TGV
目次
形式 | Sud Est型 |
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製造 | Alstom |
運用会社 | フランス国鉄 |
製造年 | 1978年 |
最高速度 | 300 km/h (一部編成は 270 km/h) |
電気方式 |
DC : 1500V AC : 25kV 50Hz AC : 15kV 16.7Hz (一部編成のみ対応) |
車両 | M+8R+M |
編成重量 |
385 t (2電源対応車) 390 t (3電源対応車) |
編成長 | 200,120mm |
車両高 | 3,420m |
車両幅 | 2,814m |
製造数 | 111編成 |
乗車定員 | 287-368席 |
TGV South East, PES TGV (Paris South East), TGV SEとも呼ばれ、TGVの最初の車両です。
1978年に2編成が製造され、PatrickとSophieと名付けられ、ストラスブールとコルマールの間で最高速度 260 km/hのテスト走行が実施されました。
登場時はオレンジ色の塗装でした。
1980年に在来線 (パリ - リヨン)で営業を開始し、
1981年9月27日の高速新線LGV南東線の開業に合わせて、高速運転が開始されました。
そして、車両番号16がLGV南東線で最高速度 380 km/hを達成しています。
登場時の最高速度 260 km/hであったが、1982年より270 km/hになっています。
その後、ギアや冷却装置を交換することで最高速度 300 km/hを実現しています。
ただし、一部列車は270 km/hのままです。
TGV Sud Estは同一形式との連結運転はできますが、他形式の車両とは連結運転ができません。
これまでに3度の大規模リニューアルが実施され、2010年の3度目のリニューアルでは塗装をCarmillon に変更し、
座席のモケットを取り替えやBARの更新など大掛かりなものが実施されました。
2014年の12月14日以降はLGV東線の運用は消滅しています。
廃車
2012年よりスイスへの国際列車の運用に就いていた3電源対応車はTGV POS型とEuroduplex型によって全廃、
2電源対応車はDuplex型やEuroduplex型によって徐々に廃車が開始されています。
廃車となる予定のTGV Sud Est型を特急 Intercityに投入する計画も浮上しましたが、
Coradia Liner型の登場により中止となっています。
※下記の写真全てがSud Est型というわけではありません。
写真一覧
パリを拠点にフランス各都市を結びます。 パリにはターミナル駅が7駅あり、その内TGVが発着する駅は4駅です。 方面別に駅が分けられています。
区間 | 所要時間 | 運賃 |
---|---|---|
パリ - リヨン | 2時間 | EUR 100.00 |
パリ - マルセイユ | 3時間20分 | EUR 110.00 |
パリ - ニース | 5時間40分 | EUR 120.00 |
パリ - レンヌ | 2時間 | EUR 75.00 |
パリ - ボルドー | 3時間15分 | EUR 90.00 |
パリ - ストラスブール | 1時間45分 | EUR 100.00 |
パリ - リール | 1時間 | EUR 60.00 |
フランスの新幹線 : TGV
パリとフランス各都市を高速で結ぶ
チケット、路線、時間、乗車方法
8両の客車のうち、2両が1等席です。 車両間の通り抜けが可能です。 1+2列で、グレーのモケットに青色のヘッドカバーで落ち着いた雰囲気を感じます。 座席の向きは固定式です。 車両の中心部にテーブルが設けられ、その後ろに同じ向きの座席が配置されています。 座席のリクライニングは電動式で、コンセントが設けられています。 2階建て客車よりかは、座席上の荷物置き場が大きいですが、小型のスーツケースがやっと入るかどうかの大きさです。 なので、車両の妻付近に大型の荷物置き場が設けられています。
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8両の客車のうち、5両が2等席です。 車両間の通り抜けが可能です。 2+2列で、グレーのモケットです。 1等席ほどではありませんが、同じコンセプトでデザインされているので落ち着いた雰囲気を感じます。 座席の向きは固定式です。 車両の中心部にテーブルが設けられ、その後ろに同じ向きの座席が配置されています。 座席のリクライニングはありません。 座席と座席の間にコンセントが設けられています。 ドア付近には補助席が設置されていますが、TGVは全席指定席で 補助席の指定は不可なので、補助席はどなたでもご利用いただけます。
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車内案内板は設置されていません。 停車駅や現在位置は車掌のアナウンスや駅名標で確認してください。 BARと書かれた車両が連結されていますが、TGVの中でも短距離の路線に投入されるため 基本的に営業していません。 各席には読書灯、フットレスト、ミニゴミ箱が設置されています。 なお、デッキ部には大型のゴミ箱も設置されています。
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機関車にはTGVの大きなロゴが描かれています。 乗車口で座席のクラスがわかるようになっており、 大きく1と書かれている車両が1等席、 2と書かれているのが2等席です。 車外案内板は車両の号車のみ案内する簡素なものです。
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連接台車なので、各車両の車両長が新幹線と比べるととても短いです。 フランス国鉄のホームは低い位置にあるので、乗車にはステップを登る必要があります。 BAR車両の乗車口は、飲み物などの荷物を運び込むためのものなので、 乗客の乗降はできません。
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