H型 : BVG

入線する H型

入線する H型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 H型
製造 Adtranz , ABB Henschel , Bombardier
運用会社 BVG
製造年 1994年
最高速度 80 km/h
電気方式 750V DC (第三軌条)
車両 Bo'Bo'+Bo'Bo'+Bo'Bo'
+Bo'Bo'+Bo'Bo'+Bo'Bo'
編成重量 141.4t (H95)
140.0t (H97, H01)
編成長 98,740mm
車両幅 2650mm
製造数 46編成 (6両)
乗車定員 座席 : 208席

現存する大型車両の最新型です。 D, DL, E型の置き換えとして導入されました。 6両固定編成で、各車両間は常時開放の貫通路が装備されるなど、性能・外観とも従来車にとらわれずにいちから設計されました。 当初は120編成の発注契約でしたが、費用面から26本の発注、20編成のオプション契約に変更されました。 最終的に全オプションが発注され、46編成が導入されました。 1994年に2編成が製造されAdtranzの工場で試験走行が行われた後、1995年にU5線に導入されました。 97年より本格投入が開始され、24編成が導入されました。 なお、H型は製造年が3期間にわかれ、95年に営業運転を開始した2編成をH95型、 97年に投入された24編成をH97型、2001年に投入された20編成をH01型と読んでいる。 H型の投入完了後はH型の小型車両版のHK型が本格投入されています。 なお、H型とウイーンのV型車両、ミュンヘンのC型車両の車両の基本構造は同じです。

発車を待つ H型

発車を待つ H型

運用

2009年までは全線で運行されていましたが、 U7, U9では冷却システムの故障が多発したので 基本的に運用にはいっていません。

路線名 路線
U5 Alexanderplatz - Hönow
U55 Berlin Hbf - Brandenburg Gate
U6 Alt Tegel - Alt-Mariendorf
U7 Rudow - Town Hall Spandau
U8 Wittenau - Hermannstrasse
U9 Oslo Street - Rathaus Steglitz
ベルリンを走行する S Bahn

これで完璧♪
ベルリンの地下鉄、トラム

チケット、路線、乗車方法など

座席

7人がけのロングシートが設置されています。 車両の連結部は補助席が設置されています。 座席のモケットは黒色のビニールレザーです。

座席 座席 座席 7人席 補助席 補助席

写真一覧

  • 座席
  • 座席
  • 座席
  • 7人席
  • 補助席
  • 補助席

車内設備

車内のインテリアは黄色と白色を基調としています。 車内にはLED型の車内案内板が設置されており、停車駅、路線名を案内しています。 車内案内板のSoftwareはベルリンを走行するトラムのFlexity Berlinと同じものを採用してコストを削減しています。 運転席のボタンの配置などはBVGの運転士との入念な打ち合わせを重ねて設計されました。

車内案内板 車内案内板 扉

写真一覧

  • 車内案内板
  • 車内案内板

車外設備

ドアは自動では開かないので扉開ボタンを押してください。 ドア閉時はドア上の赤色ランプが点灯します。 アルミニウムの押出型材を最大限利用することで、凸凹を最小限にしています。 車両間の通り抜けが可能なので、従来車の6両編成より大幅に定員が増えています。

乗車口 乗車口

写真一覧

  • 乗車口
  • 乗車口