TW2000型 : Üstra

ハノーファー市内を走行する TW2000型

ハノーファー市内を走行する TW2000型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 TW2000型, TW2500型
製造 Alstom LHB
Siemens
運用会社 Üstra
製造年 1997年
最高速度 80 km/h
電気方式 600V, 750V DC
車両 Bo'+2+Bo'
編成重量 39.85t
編成長 TW2000 : 25,820mm
TW2500 : 24,705mm
車両高 3740mm
車両幅 2650mm
製造数 TW2000 : 48編成 (3両)
TW2500 : 96編成 (3両)
乗車定員 座席 : 54席, 立席 : 101人

前形式のTW6000型は1970年代から90年代まで導入されていましたが、 すでに最新と言える車両ではありませんでした。 なので1990年代の路線拡大、Expo2000年の開催に合わせてTW2000型が導入されました。 なおTW2000とTW2500が存在しますが、違いは運転席の設置数です。 TW2000は両側運転台なのに対し、TW2500は片側運転台です。 車両の構体はLHB社が、電装はSiemens社が担当しています。 車両のデザインはイギリス人デザイナー Jasper Morrison氏が担当し、 第1編成は1997年のHannover Messeで披露されました。 銀色とグレーの車体から、Silver Arrow (銀の矢)の愛称がつけられました。 1997年9月から営業を開始し、144車両が2000年のExpoまでに製造された。 幅は2.65mとTW6000より広くなりましたが、 加速度、減速度はTW6000と同じにしてあります。 営業開始時はステップが作動しない、ドアが開かない、 台車が高温になるといったトラブルがありました。

市街地を走行する TW2000型 U7の運用に就く TW2000型 U3の運用に就く TW2000型

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  • 市街地を走行する TW2000型
  • U3の運用に就く TW2000型
  • 発車を待つ TW2000型

運用

Line9以外の全路線で運行されています。

路線名 路線
1 Langenhagen - Laatzen
2 Alte Heide - Döhren
3 Altwarmbüchen - Wettbergen
4 Garbsen - Roderbruch
5 Sticks - Anderten
6 Nordhafen - Fair / East
7 Misburg - Wettbergen
8 Hauptbahnhof - Messe / Nord
10 Ahlem - Hauptbahnhof
11 Holding Hoffstrasse - Zoo
16 Königsworther Platz - Messe / Ost
17 Hauptbahnhof - Wallensteinstraße
18 Hauptbahnhof - Messe / Nord
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チケット、路線、乗車方法など

座席

中間車に4人ボックス席が、その他はロングシートが配置されています。 座席はFRP製です。 車椅子やベビーカーなどを置くための補助席スペースも設けられています。

4人ボックス席 座席 4人ボックス席 座席 ロングシート

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  • 4人ボックス席
  • 座席
  • 4人ボックス席
  • 座席
  • ロングシート

車内設備

車内案内板はLCD式で、2画面あり左側の画面で停車駅、現在時刻、乗り換え情報を確認できます。 右側の画面は広告、ニュースを表示しています。 一部編成には防犯カメラも設置されています。 これらはTW3000型の登場に合わせて設置されています。

車内案内板

車内案内板

車外設備

車外案内板はFlip dot式です。 需要に応じて連結運転が行われて4, 6両編成の営業運転がされています。 性能上は8両編成の運転も可能です。 扉は扉上の扉開ボタンを押すことで開きます。

連結部 車外案内板

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  • 連結部
  • 車外案内板