マインツ駅に入線する IC
目次
形式 | 101型機関車 |
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製造 | Adtranz |
運用会社 | ドイツ国鉄 |
製造年 | 1996年 |
最高速度 | 220 km/h |
電気方式 | 15 kV 16.7 Hz AC |
車両 | Bo'Bo' |
機関車重量 | 84t |
機関車長 | 19,100mm |
製造数 | 145機関車 |
特急 (IC)の運用に就く交流電気機関車です。 同様の車両がアメリカのニュージャージー・トランジットにも投入されています。 この列車は1970年代に製造された旅客列車向けの運用を担当していた103型機関車の置き換えとして導入されました。 1980年代にも旅客列車向けに120型機関車が開発されましたが、高速時のトラブルが多発したので、 特急列車向けの専門の機関車を開発することになりました。 製造量数145両は103型と同数です。 電気機器類はICE 1型で採用されたものを搭載し、車体はアルミニウムなので、軽量化・省エネが図られています。 ドイツは行き止まり式の駅が多く、長距離列車は折り返し運転が頻繁に発生し、所要時間が伸びる課題がありました。 解決のために、制御客車を同時開発して推進運転を実現しています。 以前はオーストリアへの運用も担当していましたが、ICEの路線拡充により運用を減らしています。 現在はハンブルクを拠点とする特急列車の運用を中心に担当しています。
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国内列車はIC (Intercity)、国際列車はEC (Eurocity)として運行されます。 ニュルンベルク - ミュンヘンで運行されている快速列車 (IRE : Inter Regional Express)の運用にもつきます。 下記はIC、ECの一部の路線です。 半数のICが片道500km以上の長距離路線の運用についています。 ただし、長距離路線は基本的に新幹線 ICEの方が所要時間が短いので、 全区間を利用する乗客は少なく、一部区間を利用する乗客がほとんどです。
路線 | 所要時間 | 2等席運賃 |
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ニュルンベルク - ミュンヘン | 1時間40分 | EUR 40 |
ハンブルク - バーセル | 8時間50分 | EUR 150 |
ミュンヘン - バーセルs | 6時間 | EUR 110 |
ハンブルク - ゲッティンゲン | 2時間10分 | EUR 70 |
キール - ニュルンベルク | 10時間30分 | EUR 150 |
ベルリン - ヴェスターランド | 3時間 | EUR 80 |
カールスルーエ - シュトラールズント | 9時間20分 | EUR 160 |
ドイツの特急列車 : IC
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チケット、路線、時間、乗車方法
基本的に3列配置のコンパートメントタイプのみです。 一部車両は半室コンパートメント、半室オープンサロンになっています。 最近のタイプの客車には座席と座席の間にテーブルが設置されています。
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オープンサロンタイプとコンパートメントタイプがあります。 オープンサロンタイプは2+2列配置、コンパートメントタイプは3列配置です。 オープンサロンタイプの客車の導入が最近急激に進んでいます。 これは、車両の定員を増やすためです。
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多くのICにBordbistroが連結されているので、
軽食やドリンクを楽しむことができます。
なお、列車によって営業区間が限られている、未営業の場合があります。
ICにはICEにはない自転車置き場が多数設置されています。
このため、土日はアウトドアを楽しむ方々で混み合います。
ICEと同じくICは任意予約制の列車なので、
座席予約区間案内板が設置されており、各座席の予約区間を確認することができます。
この区間以外、何も表示されていない場合は自由席となります。
写真のような案内板が設置されていない場合は、
各座席の予約区間が書かれた紙が座席上の荷物棚に貼られています。
一部の新型の客車に車内案内板が設置されています。
基本的に設置されていません。
この場合は車掌の放送か、各駅の駅名標を頼り、現在地を把握してください。
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車外案内板がに設置されています。 写真の場合は208が列車番号、260が号車番号を表しています。 旧型の客車には車外案内板はありません。 種別、列車番号、号車は扉に紙が貼られているので、こちらを確認してください。 列車の扉は自動で開かないので、扉横の扉開閉ボタンを押すか、レバーを引いてください。 扉は車内側に開くタイプと車外側に開くタイプがあります。 基本的に1両につき片側2扉の設置です。
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