ベルリン中央駅で並ぶ ICE 2型
目次
形式 | ICE 2型 |
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製造 | Siemens, Adtranz |
運用会社 | ドイツ国鉄 |
製造年 | 1995年 |
最高速度 | 280 km/h |
電気方式 | 15 kV 16.7 Hz AC |
車両 | Bo'Bo' |
編成重量 | 455t |
編成長 | 8両編成 : 205,360mm |
車両高 | 3840mm |
車両幅 | 3070mm |
製造数 | 44編成 (8両) |
乗車定員 | 381席 |
特急 ICを置き換えるために導入された第2世代のICEです。
ICE 1型は14両編成なので、一部路線では輸送力が過剰でした。
なので、ICE 2型は8両編成(動力車1両、客車6両、制御客車1両)になっています。
両端に運転席を持つので、分割併合で複数の行先に進むことができます。
ただし、制御客車を先頭に走行する場合は、最高速度が200 km/hに制限されます。
これだと高速新線走行時に支障がでるので、基本的に制御客車同士を連結して運行されます。
客車
車内はICE 1型には存在した区分室や多目的室が廃止され、
ビストロも縮小されるなどして定員増加を図っています。
Eurobahn
台湾新幹線向けの車両の受注拡大のために、フランスとドイツが共同で開発した車両です。
動力車がICE 2のものを、客車はTGV Duplexで構成することで、
台湾に売り込みましたが最終的に日本の700系が採用されました。
三菱電機製 IGBTモジュール
更なる軽量化と省電力化のため、2014年9月25日にICE 2型のGTOモジュールを
三菱電機製のIGBTモジュールに置き換えることが決まりました。
費用は22百万ユーロで、2019年までに置き換えが完了します。
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ベルリンを拠点に東西を移動する路線に投入されています。 下記の上2段はハム - ベルリンで、 下2段はミュンヘン - ハノーファーで2編成の連結運転をします。
路線 | 所要時間 | 2等席運賃 |
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ケルン - ベルリン | 4時間20分 | EUR 120 |
デュッセルドルフ - ベルリン | 4時間20分 | EUR 120 |
ミュンヘン - ハンブルク | 6時間10分 | EUR 150 |
ミュンヘン - ブレーメン | 5時間50分 | EUR 150 |
ドイツの新幹線 : ICE
ドイツの主要都市を高速で結ぶ
チケット、路線、時間、乗車方法
オープンサロンタイプで1+2列配置です。 座席は革製で、ヘッド部の枕は大型のものが採用されています。 この枕は上下に調整することはできません。 デッキと客席間はガラス戸で区切られています。 リクライニング機能はありますが、座席の向きは変えられません。 2008年より車内がリニューアルされており、 最新型の407型と同様に非常にすっきりとしたつくりになっています。
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オープンサロンタイプとコンパートメントタイプがあります。 オープンサロンタイプの2+2列配置、コンパートメントタイプは4人掛けテーブルで座席のモケットは青色の布製です。 コンパートメントと通路の間は扉で区切られており、 ややプライベートが確保される構造になっています。
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ビストロが設置されているので、軽食やドリンクを楽しむことができます。
軽食はビストロのテーブルで食べることができます。
LCD式車内案内板が車両の天井部とデッキに設置されています。
停車駅、現在時刻、列車番号、速度などを確認することができます。
荷物置き場は車両の中央と端に設置されています。
天井の荷物置き場もリニューアルで大型化されているので、こちらもご利用ください。
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車外案内板は窓と窓の間に埋め込まれる形で設置されています。 ICE1とICE2の先頭形状は似ていますが、 自動連結器を搭載している点から軽微な違いがあります。
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2008年のリニューアル開始前のICE 2型の写真です。
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