S型 : MVG

発車を待つ S型

発車を待つ S型

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 座席
  4. 車内設備
  5. 車外設備

概要

形式 S型
製造 Stadler
運用会社 MVG
製造年 2008年
最高速度 60 km/h
電気方式 750V DC (第三軌条)
車両 Bo '+ 2' + Bo '
編成重量 40.0t
編成長 33,940mm
車両高 3580mm
車両幅 2300mm
製造数 14編成 (5両)
乗車定員 座席 : 69席, 立席 : 147人

ミュンヘンのトラムの15代目車両で、Stadler社のVariobahn Seriesです。 ドイツのベルリン工場で製造され、2009年3月より運行を開始しています。 当初はP型の置き換えとしてGTxN型を導入する予定でしたが、 Bombardier社が生産を終了し、 再生産となると製造費用が新型車両以上にかかるのでS型が開発されました。 当初は4編成の導入予定でしたが、Line 23の開業などで導入数が増えて最終的に14編成が製造されました。 さらなる増備も考えられましたが、導入後に車輪に関するトラブルが多発したので、 代わりに16代目のT型が導入されています。

最初の編成2301は2008年のInnotransに展示され、 2009年の3月にMVGに出荷されました。

架線が設置されていない区間を走行する性能を持たせるために 蓄電池を搭載する工事が実施されています。 実施後の試験走行では16kmを蓄電池のみで走行しています。 この記録は当時のギネス記録として認定されました。

発車を待つ S型

運用

最新型のT型と同様で、混雑路線のLine 17, 19, 20, 21, 22の運用に就いています。 なお、S型は最小半径14.5mのカーブを曲がれるので全線の運行につくことができます。(T型はできません。)

路線名 路線
17 Amalienburgstraße - St. Emmeram
19 Pasing - Berg am Laim
20 Moosach - Karlsplatz
21 Westfriedhof - Karlsplatz
22 Munich University - Karlsplatz
ミュンヘンを走行する S Bahn

これで完璧♪
ミュンヘンの地下鉄、トラム

チケット、路線、乗車方法など

座席

100%低床車両で、座席は青色の布製で台車部分は1+2列、それ以外は2+2列配置と成っています。 台車上部はボックス席、その他は進行方向に座席が設置されています。

座席 座席 座席 座席 座席

写真一覧

  • 座席
  • 座席
  • 座席
  • 座席
  • 座席

車内設備

車内にはLCD式車内案内板が設置されており、 停車駅や乗り換え情報を確認できます。 また、防犯カメラは8台設置されています。

車内案内板 刻印機 車内

写真一覧

  • 車内案内板
  • 刻印機
  • 車内

車外設備

車外案内板はLED式です。 なお、運転席付近にはベビーカーや車椅子スペースがあり、 運転席後部のドアにはリフトが内蔵してあります。 同じような構造はT型にも引き継がれています。

乗車口・リフト

乗車口・リフト