ローマ テルミニ駅で発車を待つバーリ行き FRECCIARGENTO
目次
形式 | ETR 485型 |
---|---|
製造 | Alstom |
運用会社 | イタリア国鉄 |
製造年 | 2007年 |
最高速度 | 250 km/h |
加速度 | 0.48 m/s² |
電気方式 |
DC : 3000V AC : 25kV 50Hz |
車両 | M+M+T'+T+T+M+M |
編成長 | 18,740mm |
車両高 | 3,890mm |
車両幅 | 2,830mm |
製造数 | 30編成 |
定員 | 432席 |
ETR460型
Pendolino シリーズの第3世代車両です。
Giorgetto Giugiaroさんがデザインを担当しました。
直流電化3kVのみ対応する直流専用電車で、ETR450型に続く強制車体傾斜車両です。
最大傾斜角度は8度で曲線通過時の遠心力を軽減しています。
曲線区間でも高速走行が可能となり、同様のシリーズがフィンランド、イギリス、スペイン、ポルトガルなどで運行されています。地上設備には特別な設備は必要ありませんが、電車側の車体傾斜システムが複雑なため、
車両の維持費用がかさむ課題があります。
ETR 470型
ETR 460型を基に、直流 3000Vとスイス国内の電化15kV 16.7Hzに対応しています。
ETR 480型
ETR 460型を基に、直流 3000Vと交流電化25kV 50Hzに対応し、高速新線の開業の準備工事がされました。
ETR485型
ETR480型に高速新線に対応したパンタグラフや保安装置を搭載した車両です。
上記の改造以外は編成構成も技術的な面も含め変化はありません。
ただし、定員がETR 480編成と比べ20席程度増加している。
ほぼ全てのETR 480型がETR 485型に更新されています。
写真一覧
FRECCIARGENTOは下記の路線で運行されています。
区間 | 所要時間 | 運賃 |
---|---|---|
ベネチア - フィレンツェ | 2時間10分 | EUR 50.00 |
ベネチア - ローマ | 3時間40分 | EUR 80.00 |
ベネチア - ナポリ | 5時間10分 | EUR 100.00 |
ベネチア - フィレンツェ | 1時間50分 | EUR 40.00 |
パドヴァ - フィレンツェ | 3時間20分 | EUR 80.00 |
レッチェ - ローマ | 5時間20分 | EUR 70.00 |
イタリアの特急 : FRECCIARGENTO
ローア - ベネチアを結ぶ
チケット、路線、時間、乗車方法
1-3号車の3両が1等席です。 1+2列配置で、座席モケットと床をブラウンとし、壁を白とすることで落ち着いた空間となっています。 リニューアルされたばかりで天井も高いので、清潔感があり広々に感じます。 座席にはコンセント、足掛け、ゴミ箱が設置されています。 3号車には車椅子スペースが設けられています。
写真一覧
5-9号車の5両が2等席です。 2+2列配置が基本で、1等席と同じようレイアウトになっています。 2等席ですが、座席のクッションなどは分厚く座り心地が良いです。 コンセント、ゴミ箱が設置されています。
写真一覧
1等席と2等席の間の4号車がBISTROです。 軽食やドリンクを販売し、どなたでもご利用いただけます。 テーブルが設置されているので、景色を楽しむことも可能です。
写真一覧
扉は自動では開きません。 扉上の扉開閉ボタンを押してください。 車内には荷物置き場が設置されています。
写真一覧
扉付近には車外案内板が設置され、号車、列車番号、目的地を確認することができます。 先頭形状は当初最高速度 250 km/hの高速運転を想定していなかったので単純な形となったいます。
写真一覧