FRECCIAROSSA 1000型 : Trenitalia

ミラノ近郊を走行するローマ行き  FRECCIAROSSA

ミラノ近郊を走行するローマ行き FRECCIAROSSA

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. EXECUTIVE
  4. BUSINESS
  5. PREMIUM
  6. STANDARD
  7. BISTRO
  8. 車内設備
  9. 車外設備

概要

形式 FRECCIAROSSA 1000型
製造 Bombardier, Ansald Breda
運用会社 イタリア国鉄
製造年 2013年
最高速度 300 km/h (将来は400 km/h)
加速度 0.7 m/s²
減速度 1.2 m/s²
電気方式 DC : 3000V
AC : 25kV 50Hz
車両 Bo'Bo'+2'2'+Bo'Bo'+2'2'+2'2'+Bo'Bo'+2'2'+Bo'Bo'
編成重量 446 t
編成長 202,000mm
車両高 4,080mm
車両幅 2,924mm
製造数 50編成
乗車定員 457席

ETR1000, ETR400とも呼ばれ、イタリアのドル箱路線であるトリノ - ミラノ - フィレンツェ - ローマ - ナポリを高速で結ぶ新幹線 Frecciarossa (赤い矢)の運用に就いています。将来的にはETR500型を置き換える予定です。 そして、最高速度 360 km/h (将来的に400 km/h)の運行を予定しています。

入札
入札には、Alstom社、Bombardier社とAnsald Breda社のコンソーシアム、Siemens社と川崎重工のコンソーシアムの3チームが参加し、 技術面、価格面からBombardier社とAnsald Breda社のコンソーシアムが受注しました。 Ansald Brede社はのちにHitachiに買収されており、一部編成はHitachi製ロゴが設置されています。

製造
Bombardier社の高速車両 ZefiroとAnsald Brede社のV250の技術を基に設計されました。 製造の分担はBombardier社が40%、Ansald Brede社が60%で、Bertone社によってデザインされています。 ETR500型はイタリア国内の運行しか想定していませんでしたが、 Freccirossa 1000は将来的にスイス、ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、ベルギー、オランダに乗り入れることを想定しています。 そのため、動力分散方式を採用しています。 車体構体はアルミ製で、押出型材によるダブルスキン構造です。 先頭部にはクラッシャブルゾーンが設けられており、側面窓は固定式のものが2120 mm間隔で設置されています。 先頭形状はZefiroシリーズと非常に似ており、先頭下部から前面窓ガラス左右を経て屋根まで至るCross-Wind Edgeと呼ばれる高速走行時の空気整流用のエッジを設けて走行時の騒音低減対策としています。 前面窓は1枚曲面ガラスで、その下部中央と前頭部左右にLED式の前照灯および尾灯が設置されています。 車内ではWi-Fi設備が設置されており、どなたでもご利用いただけます。

2013年に登場し、2014年に試運転を開始、2015年に最高速度 300 km/hの走行認可を受け6月より運行を開始しました。 将来は360 km/hの高速運転を想定しているので、試験走行が夜間い行われ、11月の試験で385.5 km/h、 12月に390.7 km/h、16年2月に393.8 km/hを達成しています。

ミラノ近郊を走行する FRECCIAROSSA ローマ テルミ二駅で発車を待つ FRECCIAROSSA ミラノ中央駅で発車を待つ FRECCIAROSSA Italoと並ぶ FRECCIAROSSA 並ぶ FRECCIAROSSA ナポリ行き FRECCIAROSSA 尾灯を点灯させる FRECCIAROSSA

写真一覧

  • ミラノ近郊を走行する FRECCIAROSSA
  • ローマ テルミ二駅で発車を待つ FRECCIAROSSA
  • ミラノ中央駅で発車を待つ FRECCIAROSSA
  • Italoと並ぶ FRECCIAROSSA
  • 並ぶ FRECCIAROSSA
  • ナポリ行き FRECCIAROSSA
  • 尾灯を点灯させる FRECCIAROSSA

運用

FRECCIAROSSA 1000は基本的に トリノ - ミラノ - フィレンツェ - ローマ - ナポリの路線に投入されています。 そのほかの路線はETR 500型で運行される場合がほとんどです。

FRECCIAROSA 運行路線図
区間 所要時間 運賃
トリノ - ミラノ 1時間 EUR 30.00
トリノ - フィレンツェ 3時間 EUR 70.00
トリノ - ローマ 4時間20分 EUR 100.00
トリノ - ナポリ 5時間40分 EUR 110.00
ミラノ - フィレンツェ 1時間40分 EUR 50.00
ミラノ - ローマ 3時間20分 EUR 90.00
ミラノ - ナポリ 4時間40分 EUR 100.00
フィレンツェ - ローマ 1時間40分 EUR 50.00
フィレンツェ - ナポリ 3時間 EUR 80.00
ローマ - ナポリ 1時間10分 EUR 50.00
ミラノ近郊を走行する FRECCIAROSSA

イタリアの新幹線 : FRECCIAROSSA
ローマ - ミラノを高速で結ぶ

チケット、路線、時間、乗車方法

EXECUTIVE

座席数は10席、座席幅は74cm、シートピッチは1m50cmで、 先頭車両の1号車がEXECUTIVEとなっています。 座席は1+1列配置で、非常にゆったりとしています。 ヨーロッパでは珍しく座席の向きを変えることができます。 この車両にはEXECUTIVE利用者向けの会議室もあり、 インターネットにつなぐことでテレビ会議もできるようになっています。 座席ではウェルカムドリンクや食事が提供されます。 日本でいう新幹線のGran Classと似たようなサービスを提供しています。 EXECUTIVE利用者は列車発車までFRECCIACLUBを利用できます。

EXECUTIVE EXECUTIVE 会議室

写真一覧

  • EXECUTIVE
  • EXECUTIVE
  • 会議室

BUSINESS

座席幅は69cm、シートピッチは1mです。 EXEUTIVEに隣接する2, 3号車の2両がBUSINESSです。 座席1+2列で、ベージュの革製で、ボックス座席が多く配置されています。 座席のリクライニングは、座面が移動するタイプで、読書灯、テーブル、足掛け、ゴミ箱が設置されています。 EXECUTIVEは基本的に空席ですが、 BUSINESSは混雑時間帯はビジネスマンなどで満席となる場合もあります。 このクラスには携帯電話の通話や会話が禁止されているサイレントエリアが設置されています。 3号車には車椅子スペースが設置されており、3号車の側扉は車椅子の乗降のため幅広のリフトつきのものが設置されており、車椅子利用者のみでも乗降ができる構造となっています。 またトイレは車椅子対応のものになっています。 土曜日を除き、車内ではウェルカムドリンクやスナックのサービスがあります。

BUSINESS 4人ボックス席 2人ボックス席 車椅子スペース

写真一覧

  • BUSINESS
  • 4人ボックス席
  • 2人ボックス席
  • 車椅子スペース

PREMIUM

BUSINESSに隣接する4号車の1両がPREMIUMです。 座席2+2列で、グレーの革製で、ボックス座席が多く配置されています。 この車両は座席はSTANDARDで、サービスはBUSINESSと考えていただくと良いです。 なので、土曜日を除きウェルカムドリンクやスナックのサービスがあります。

PREMIUM 4人ボックス席

写真一覧

  • PREMIUM
  • 4人ボックス席

STANDARD

PREMIUMに隣接する5, 6, 7, 8号車の4両がSTANDARDです。 座席2+2列で、グレーの革製で、ボックス座席が多く配置されています。 座席でのサービスはありません。 利用者が多く、車両端の荷物置き場もすぐに埋まることが多いです。 なお、ボックス座席間や座席上の荷物置き場も、中型サイズの スーツケースなら十分置けるので、こちらもご利用ください。

STANDARD 4人ボックス席

写真一覧

  • STANDARD
  • 4人ボックス席

BISTRO

車椅子スペースが設置されている3号車に設置されています。 これにより車椅子利用者でもアクセスでき、 3号車の車椅子利用者向け幅広のドアからBISTRO向けの大型荷物の搬入作業もしやすくなる利点があります。 BISTROでは軽食やドリンクなどが販売され、どなたでもご利用いただけます。 カウンターも設置されているので、景色を間近で見ながらドリンクなどを楽しむことができます。

BISTRO BISTRO

写真一覧

  • BISTRO
  • BISTRO

車内設備

最近の車両なので、LCD式の車内案内板が設置されています。 この案内板では時刻、列車番号、走行速度、停車駅、目的地、現在地(地図)などを確認できます。

車内案内板 Ansald Bredaロゴ 荷物置き場 荷物置き場

写真一覧

  • 車内案内板
  • Ansald Bredaロゴ
  • 荷物置き場
  • 荷物置き場

車外設備

乗降扉は幅900mmのプラグドアで、ドアにはLED式の車外案内板が設置され、 列車番号、号車、行き先、停車駅が確認できます。 乗降には段差があるので、この部分を照らすライトが設置されています。 乗車口は各車両片側1, 2扉です。 塗装はETR 500型よりも赤を中心としたものにしています。 集電装置はシングルアーム式のものが4基搭載され、在来線のDC3000V、 高速新線のAC25kV 50Hzのものがあります。 将来の各国乗入れ時に集電装置を増設できるようスペースが確保されています。

車外案内板 乗車口 ロゴ 先頭形状 パンタグラフ 車両 車両

写真一覧

  • 車外案内板
  • 乗車口
  • ロゴ
  • 先頭形状
  • パンタグラフ
  • 車両
  • 車両