ミラノ近郊を走行するヴェンティミーリア行き IC
目次
形式 | E414 型機関車 |
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製造 | SNOS |
運用会社 | イタリア国鉄 |
製造年 | 1964年 |
最高速度 | 200 km/h |
電気方式 |
DC : 3000V DC : 1500V (一部) |
編成重量 | 83 t |
機関車長 | 16,840mm |
機関車高 | 4,300mm |
機関車幅 | 3,020mm |
製造数 | 110機関車 |
E444型機関車
E444型機関車が製造された1960年代は、日本で新幹線開業、フランスで新幹線 TGVの開発開始
と鉄道の高速化がスタートした時代でした。
しかし、イタリアでは試験走行でALe601型が最高速度225 km/hを達成したのみで、
機関車に関しては最高速度 140 km/hのものしか保有していませんでした。
更なる高速化の実現のために、1964年よりモーターや電気品を製造するSNOS社と共同で開発が行われたのが
E444型機関車です。
試験 ~ 量産化
1967年に試作機関車が完成し、すぐにローマ - ナポリ間でテストが開始されました。
テスト走行で最高速度143km/hを達成し、その後登場した3機関車で最高速度 180 km/hを達成しています。
そして、T550エンジンからT750エンジンに交換することで、最高速度 200km/hを実現しました。
最終的に110機関車が製造され、一部の機関車はフランスへの運用のため直流 1500Vに対応する。
E444R型機関車
E444型機関車の機器をE632、E656型機関車に搭載しているものと同型にする改造が行われた機関車です。
特にブレーキ性能が改善され、停止までの距離がより短くなっています。
そして、高速走行時の機関車内の音の低減や、
先頭形状を高速走行時の風切り音が大きいのを理由に、
より流線型にする改造工事が実施されました。
すでに一部機関車は廃車されており、2019~20年までに全廃の予定です。
写真一覧
イタリア全体の在来線で運行されています。
区間 | 所要時間 | 運賃 |
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トリノ - レッチェ | 12時間30分 | EUR 60.00 |
ミラノ - ターラント | 11時間15分 | EUR 60.00 |
ナポリ - トリノ | 10時間10分 | EUR 80.00 |
ミラノ - ヴェンティミーリア | 3時間40分 | EUR 20.00 |
イタリアの特急 : IC
イタリア全体の各都市を結ぶ
チケット、路線、時間、乗車方法
1+2列配置でボックス席が中心です。 E414 型機関車と同じ座席が設置されています。 紺色のモケットで、大型のヘッドレストが設置されています。 座席にはコンセントが設置されています。 Wifi設備はありません。
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2+2列配置でE414 型機関車と同じ座席が設置されています。。 座席は1等席と比べると見劣りしますが、 ヘッドレストやコンセントが設置されています。
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BISTROが設置されていますが、所要時間が10時間近い列車でのみ営業されます。 軽食やドリンクを販売し、どなたでもご利用いただけます。 テーブルが設置されているので、景色を楽しむことも可能です。
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E414 型機関車の客車にはない、車内案内板が設置され、号車や停車駅、目的地を確認することができます。 従来車よりも荷物置き場が多く設置されています。 扉は自動では開かないので、扉付近の扉開閉ボタンを押してください。
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乗車の際はステップを登る必要があります。 夜間の乗降をより安全にするため、ステップ付近を照らすライトが設置されています。 扉付近には車外案内板が設置され、号車、列車番号、目的地を確認することができます。 一部のリニューアルされた客車にはintercityのロゴが描かれています。
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