発車を待つ 2階建て客車
目次
形式 | 2階建て客車 |
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製造 | Casaralta |
運用会社 | Trenord |
製造年 | 1980年 |
最高速度 | 140 km/h |
編成重量 | 42 t (1両) |
編成長 | 24,280mm |
車両高 | 4,320mm |
車両幅 | 2,846mm |
フランスで1970年代に近郊列車の輸送量が急激に増え、
それに対応するために近郊、広域列車向けに大量輸送列車として開発されました。
フランスではVB2Nと呼ばれています。
イタリア国鉄向けの車両はその後投入されています。
特徴
1階建て客車と比べて、輸送力は60%増えています。
ただし、車両長や重量に大きな変化はありません。
これは可能な限り部品をプラスティックにすることで軽量化を図っているためです。
ホーム長が短い駅でも、多くの乗客を運べることから非常に好評でした。
2階部分の窓は曲がっているが、一部ドアが開閉できます。
1階部分の窓はほとんどが開閉できます。
2等席のみですが、2000年代に一部列車だけに1等席が設けられたことがあります。
写真一覧
2+2列配置で、4人ボックス席が多数配置されています。 なお、リニューアルは座席のみで階段や窓などは変更されていません。
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2階席は2+2列配置、1階席は2+3列配置です。 なお、座席は1階も2階も同じものが採用されています。 階段下にも座席が配置されている。
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階段が設置されています。 2階へは階段、1階へは階段もしくは坂でアクセスできるようになっています。 車両の設計では、2階席は長距離利用者、1階席は短距離利用者の利用を想定しています。 ドアは自動では開かないので、ドア上のレバーを引いてください。
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ドアは1800mmと大型のものを採用しています。 これにより乗降時間の短縮を実現しています。 なお、段差があるのでご注意ください。
乗車口