入線する EB761 型
目次
形式 | EB761 型 |
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製造 | Alstom |
運用会社 | Trenord |
製造年 | 1996年 |
最高速度 | 140 km/h |
電気方式 | DC : 3000V |
車両 | Bo'2'+2'2'+2'2'+2'Bo' |
編成長 | 103,970mm |
車両高 | 4,300mm |
車両幅 | 2,828mm |
乗車定員 | 475席 |
1990年代にイタリア国鉄 (Trenord)やミラノ近郊鉄道 (Farrovie Nord)向けに
製造された4両編成の2階建て車両です。
モロッコ国鉄にも同様の車両が製造されています。
車両は先頭車がM車のM+R+R+MHです。
Ferrovie dello Stato社 (FSI社)が保有する車両は
ALe 506 (M)、ALe 426 (MH)、ALe 736 (T)です。
Ferrovie Nord Mialno社 (FNM社)が保有する車両は
EB760 (M)、EB761 (MH)、EB990 (T)です。
この車両は下記の4社のコンソーシアムによって製造されています。
ABB Tecnomasio…エンジン部の製造
Ansaldo Trasporti…電気系統
Breda Railway Constructions…構体、内装
Firema…座席
車両のデザインは新幹線 FRECCIAROSSAのETR500型をデザインしたPininfarina社が担当しています。
都心と郊外を結ぶ近郊車両として開発されました。
2階建て車両のCasaralta型を基に採用されています。
イタリアの主要都市であるローマ、ミラノ、トリノなどでその姿を確認できます。
1990年から2011年までは一部編成がミラノの都心部と空港を結ぶMalpensa Expressの運用につきました。
発車を待つ EB761 型
1階と2階部分は4人ボックス席が中心に配置されています。 座席はイタリア国鉄 (Tranitalia)の車両と違いモケットは布製でヘッドレストが設置されています。 なお、ボックス座席同士の間のスペースは荷物置き場としても使用できます。
写真一覧
車内案内板はLCD式で、停車駅や行き先を確認できます。 イタリアの低いホームに対応するため、扉は台車の上部ではなく、台車から車両中心側に設置さています。 なお、1階へは階段なしで、2階へは階段を上る必要があります。 扉は自動では開きません。 扉上の扉開ボタンを押して開けてください。
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車外案内板はLED式で、行き先を確認できます。 写真のように車椅子スペースが設置されている車両の乗車口は大型化されています。 このドアはフランスのパリを走行する RERの2階建て車両並みに大きいものとなっています。 なお、パンタグラフはイタリア国鉄 (Tranitalia)の車両と違いシングルアーム式となっています。
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