ALe711 型 : Trenord

発車を待つ ALe711 型

発車を待つ ALe711 型

目次

  1. 概要
  2. 2等席
  3. 車内設備
  4. 車外設備

概要

形式 ALe711 型
製造 Ansaldo Breda , Keller , Firema
運用会社 Trenord
製造年 2006年
最高速度 140 km/h
電気方式 DC : 3000V
編成重量 MCH型 : 58t
M型 : 53t
編成長 MCH型 : 26,460mm
M型 : 26,025mm
乗車定員 MCH型 : 96席
M型 : 122席

2004年以降にAnsaldoBreda社、Firema社、Keller社によって製造された、ミラノの近郊列車向けの車両です。 3-6両編成に組み替えることができます。 2006年8月に登場し、試験運行を重ねることで2007年7月より営業運転を開始しました。 27編成 (オプションは15編成)が発注され、まずS5線に投入されました。 なお、納期が2年遅れたので2編成が無償で製造されています。 その後は追加発注が続き、最終的に104編成が製造されました。

TAF型 (ALe 426型、ALe711 型)を基に製造されており、全車M車とし下記の2両からなります。
・MCH型 運転席とパンタグラフを持つM車
・M型 運転席を持たないM車

先頭車をMCH型、中間車をM型とすることで3-6両のアレンジを可能としています。 最大12両での運行が可能です。 (6両+6両や4両+4両+4両など) 外観から分かるように、TAF型 (ALe426 型、ALe711 型)を基にしています。 最もわかりやすい違いはTSR型には運転席上部の前照灯が設置されていない点です。 なお、性能面では乗り心地面で大幅な改善がされている。

車内には火災探知機が設置されており、 ホームと扉の間のスペースが広い駅が多いことから 自動開閉式のステップが設置されています。 電気品を最新のものにすることで、加速を地下鉄並みに高めています。

ALe711 型の開発に貢献したEB761 型とALe 426 型

ALe711 型の開発に貢献したEB761 型とALe 426 型

2等席

1階と2階部分は4人ボックス席が中心に配置されています。 2+2列配置で、従来の革製ではなく布製になっています。 妻付近はロングシートとなっています。

2等席 (2階) 4人ボックス席 2等席 2等席 補助席

写真一覧

  • 2等席 (2階)
  • 4人ボックス席
  • 2等席
  • 2等席
  • 補助席

車内設備

運転席後部には窓は設けられていないので前面展望はできません。 車椅子スペースは2箇所設けられており、その付近は補助席となっています。

車椅子スペース 運転席後部

写真一覧

  • 車椅子スペース
  • 運転席後部

車外設備

車外案内板はLED式で、行き先を確認できます。 写真のように車椅子スペースが設置されている車両の乗車口は大型化されています。

車外案内板 ロゴ 乗車口

写真一覧

  • 車外案内板
  • ロゴ
  • 乗車口