BB36000 型機関車
thello

ニースに到着したミラノ行き  thello

ニースに到着したミラノ行き thello

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 1等席
  4. 2等席
  5. 車外設備

概要

形式 BB36000 型機関車
製造 Alstom
運用会社 フランス国鉄・thello
製造年 1996年
最高速度 200 km/h
電気方式 AC : 25kV 50 Hz
DC : 3000V
DC : 1500V
編成重量 90 t (機関車)
編成長 19,110mm
車両高 4,300mm
車両幅 2,590mm
製造数 60機関車

ニックネームはAstride (Asynchrone Tri-system Drive Engine)です。 イタリアではE436型と呼ばれています。

36001-36030はフランス - ベルギーの貨物列車の運用に就き、赤色の塗装です。 この30機関車は、BB26000型機関車を基に製造されています。 なお、2010年7月に36001-30まではリース会社Akiemからフランス国鉄 (SNCF)に移管されています。 36031-36060の30機関車は直流3000Vに対応し、新型のVVVFインバータ(GTO)を採用しています。 AC 25kV 50Hz、DC 3000V、DC 1500Vでも同等の性能を発揮できるようになっています。 この30機関車は主にイタリア向けで、緑色の塗装です

同時期に製造されたベルギー国鉄 (SNCB)の13型機関車やCFLの3000型と形状が非常に似ています。

2003年より、改造工事が実施されたBB36200型とBB36300型が誕生しています。 まず、BB36200型 12機関車が重連運転に対応する工事を受け、消火器が設置されました。 BB36300型はBB36200型の性能に加えて、SAFI (Signal d'Alarme à Freinage Inhibable)を搭載している点が特徴です。 なお、BB36200型機関車は後にBB36300型機関車に改造されています。

ミラノ中央駅で発車を待つマルセイユ行き thello 深夜のマルセイユ駅に到着した thello 客車後部 thello

写真一覧

運用

thelloは下記の路線で運行されています。

thello 運行路線図
区間 所要時間 運賃
ミラノ - ジェノーバ 1時30分 EUR 20.00
ミラノ - ニース 4時40分 EUR 50.00
ミラノ - マルセイユ 7時20分 EUR 70.00
ジェノヴァ - ニース 3時 EUR 30.00
ジェノヴァ - マルセイユ 5時30分 EUR 60.00
マルセイユ - ニース 2時30分 EUR 30.00
ミラノ近郊を走行するthello

thello / フランス - イタリア
マルセイユ - ニース - ミラノ

チケット、路線、時間、乗車方法

1等席

7両編成のうち、2両が1等席です。 座席幅は63cmで、1+2列配置のオープンサロンタイプです。 リニューアルされたばかりで天井も高いので、清潔感があり広々に感じます。 ヘッドレスト部は大型のものが採用され、thelloのロゴが描かれています。 読書灯に加え、コンセントが設置されています。

1等席 4人ボックス席 2人ボックス席

写真一覧

2等席

7両編成のうち、2両が1等席です。 座席幅は53cmで、2+2列配置のオープンサロンタイプです。 一部座席は1+2列配置で、車椅子スペースが設置されています。 ヘッドレスト部は大型のものが採用され、thelloのロゴが描かれています。 読書灯に加え、コンセントが設置されています。 なお、1等席と2等席の間に軽食や飲み物などを販売するバーが設置されています。 景勝路線を走行しますが、マルセイユ - ミラノの移動は7時間近くを要するので1等席の利用をお勧めします。

2等席 2等席 2等席 4人ボックス席 2人ボックス席

写真一覧

車外設備

乗車にはステップを登る必要があります。 座席は自動では開きません。扉上の扉開ボタンを押すかレバーを引いてください。

乗車口 ロゴ パンタグラフ 1等席 客車 2等席 客車

写真一覧

Tweets by lab_train