S120型 : Renfe

マドリード・チャルマティン駅で発車を待つ Alvia

マドリード・チャルマティン駅で発車を待つ Alvia

目次

  1. 概要
  2. 運用
  3. 1等席
  4. 2等席
  5. ビストロ
  6. 車内設備
  7. 車外設備

概要

形式 S120型
製造 CAF, Alstom
運用会社 スペイン国鉄
製造年 2001年
最高速度 250 km/h
加速度 0.52 m/s²
減速度 0.50 m/s²
電気方式 AC : 25 kV 50 Hz
DC : 3000V
車両 Mc-MM-Mc
編成重量 225t
編成長 106,230mm
車両高 4100mm
車両幅 2920mm
製造数 57編成
乗車定員 238 - 270席

高速列車 Alvia向けに導入された軌間可変動力集中方式車両です。 CAF製のモニター付軌間可変車軸を採用し、高速新線 (標準軌 : 1435mm)、在来線 (広軌 : 1668mm)を走行できます。 車輪幅は時速 30 km/hで走行しながら変えることができます。 新幹線 : Alviaの運用に就くS130型は長距離路線に、一方S120型は短距離路線に投入されています。 連結運転ができ、様々な需要に対応できます。 高速新線上では最高250km/h、在来路線上では220km/hでの走行が可能です。 なお、設計最高速度は275 km/hです。 停車駅を自動で案内する音声スステムが設置されています。

Avantとして使用される、2等席のみのS120型も存在します。 トルコへ同様の車両がHT65000型として導入されました。

マドリード・アトーチャ駅に到着した Alvia

マドリード・アトーチャ駅に到着した Alvia

運用

マドリードを拠点とする新幹線 Alviaの運用についています。

路線 所要時間 2等席運賃
マドリード - サラマンカ 1時間40分 EUR 30.00
発車を待つ Alvia

スペインの新幹線 : Alvia
スペインの主要都市を高速で結ぶ

チケット、路線、時間、乗車方法

1等席

1+2列配置のオープンサロンタイプで、緑色の布製です。 ヨーロッパの鉄道では珍しく、座席の向きが進行方向になっています。 ただし、最も端にある座席は向きが変えられません。 このため、進行方向の最前部はテーブル席となります。 座席の向きは、お客様自身で変更はできません。 営業開始前に係員により変更されます。 車椅子スペースが設けられています。

1等席 2人掛けテーブル 4人掛けテーブル

写真一覧

  • 1等席
  • 2人掛けテーブル
  • 4人掛けテーブル

2等席

オープンサロンタイプの2+2列配置で座席のモケットは青色の布製です。 2等席ですが、各席にコンセントや足掛けが設けられています。 S130型とほとんど同じ設備になっています。

2等席 4人掛けテーブル

写真一覧

  • 2等席
  • 4人掛けテーブル

車内設備

天井にLCD式の車内案内板が設置されています。 停車駅や目的地、走行位置、走行速度を確認できます。 デッキ部には荷物置き場が設置されています。 2等席の荷物置き場はすぐに埋まるのでご注意ください。 お手洗いは車椅子に対応しています。

車内案内板 荷物置き場 車椅子スペース 運転席後部 BAR お手洗い 扉開閉ボタン 運転席

写真一覧

  • 車内案内板
  • 荷物置き場
  • 車椅子スペース
  • 運転席後部
  • BAR
  • お手洗い
  • 扉開閉ボタン
  • 運転席

車外設備

車外案内板はドッド式で、目的地、号車番号などを案内しています。 混雑時間帯のAlviaは2編成の連結運転を行なっています。 先頭形状は単純な流線型となっています。

車外案内板 ロゴ 先頭形状 乗車口 パンタグラフ 扉開ボタン

写真一覧

  • 車外案内板
  • ロゴ
  • 先頭形状
  • 乗車口
  • パンタグラフ
  • 扉開ボタン