マドリード・アトーチャ駅で発車を待つ AVE
目次
形式 | S100型 |
---|---|
製造 | Siemens |
運用会社 | スペイン国鉄 |
製造年 | 2006年 |
最高速度 | 350 km/h (設計) 300 km/h (営業) |
電気方式 | 25 kV 50 Hz AC |
車両 | MRM-R+RMRM |
編成重量 | 447t |
編成長 | 8両編成 : 200,320mm |
車両高 | 3890mm |
車両幅 | 2950mm |
製造数 | 26編成 (8両) |
乗車定員 | 404席 |
スペイン初の新幹線向け車両で、動力集中型です。
フランスの新幹線 TGV Atlantique型をもとに製造されました。
動力車2両と客車8両で、連接台車を履いています。
高温を考慮して搭載機器の冷却システムを強化しています。
外観は同じで、広軌1668mmを走行できる S101型も存在します。
・試験、リニューアル
試験走行で356.8km/hを達成しました。
2007年より車内がリニューアルされています。
そして、2013年よりフランスにも乗り入れる国際新幹線 AVEが運用されており、その運用を担当している。
写真一覧
セビリアを拠点とするAVEの運用についています。 また、フランスへ向かうAVEの運用にも就いています。
路線 | 所要時間 | 2等席運賃 |
---|---|---|
マドリード - セビリア | 2時間30分 | EUR 80 |
バルセロナ - セビリア | 5時間30分 | EUR 120 |
マドリード - マルセイユ | 7時間40分 | EUR 210 |
バルセロナ - リヨン | 5時間10分 | EUR 130 |
スペインの新幹線 : AVE
スペインの主要都市を高速で結ぶ
チケット、路線、時間、乗車方法
1+2列配置のオープンサロンタイプです。 登場時の座席表面は布でしたが、現在は革製のものに変更されています。 色も青色から黒色に変更され、落ち着いた高級感のある雰囲気となっています。 ヨーロッパの鉄道では珍しく、座席の向きが進行方向になっています。 ただし、最も端にある座席は向きが変えられません。 このため、進行方向の最前部はテーブル席となります。 座席の向きは、お客様自身で変更はできません。 営業開始前に係員により変更されます。 ドイツ国鉄のICE 3型と同じく、運転席の後ろにも座席が設けられています。 ただし、運転席と客室の間のガラスは運転士の操作で曇りガラスとすることができます。 ドイツでは曇りガラスになっていることは少ないですが、スペインは高確率で曇りガラスになっています。
写真一覧
オープンサロンタイプの2+2列配置で座席のモケットは黒色の皮製です。 こちらも運転席後部に座席が設けられており、座席配置は1+2列となっています。 1+2列配置なので広々していますが、この部分は防音対策が不十分で、高速走行時は走行音が大きいです。
写真一覧
1等席と2等席の間に設置されています。 コーヒーや軽食を楽しむための立席があります。 もちろん、飲み物や軽食を座席に持ち帰って食べることもできます。
写真一覧
妻天井にLED式の車内案内板が設置されています。 停車駅や目的地、走行速度を確認できます。 デッキ部には大型の荷物置き場も設置されています。 2等席の荷物置き場はすぐに埋まるのでご注意ください。
写真一覧
1等席 : Preferenceを利用する場合、軽食が無料でサービスされます。 無料とは思えないほどクオリティは高く、料理はあったかい状態で提供されます。
写真一覧
混雑時間帯のAVEは2編成の連結運転を行なっています。 扉は自動では開きません。 扉付近の扉開閉ボタンを押してください。 乗車時にはステップがあるのでご注意ください。 先頭形状は無駄のない美しい流線型となっています。
写真一覧